製造の現場
社章・バッジが出来るまでの一連の工程をご紹介します
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社章・バッジの製造方法

昨今、社章の存在が改めて見直されて来ております。


新たに事業を始められる場合や、
周年記念事業のひとつとして
企業様が社章をお作りになるケースが
よく見受けられます。


ここでは、当社ロゴマークの
七宝・半光沢メッキ仕上 社章が出来るまでの
製造工程をご紹介いたします。


社章の製作を通して
御社のブランド力をさらに高め
社員の一体感をより高める
お力になれれば幸いです。

 

社章・バッジの製造工程(七宝・半光沢メッキ仕上)

バッジの制作工程(七宝・半光沢メッキ仕上) 検品・裏金具取付 メッキ加工 七宝加工 ホーニング作業 裏金具取付け作業 型抜き作業 抜き型制作 型打作業 金型制作 原版制作 版下制作

社章・バッジ製造の一連の作業は左記の工程に分けられます。

 
 

版下制作~原版制作

原寸4倍の版下

原寸4倍の版下

コンピュータで原版用データを加工

原版用データ作成

まず原寸の3倍~4倍の大きさの版下を作成します。

版下は、金型の仕上がりを想定しロゴマークや文字などの形を調整して制作します。

(版下をお客様にご確認いただき了解を得てから次の作業に進みます。)


次に版下をコンピュータに取り込み彫り込みの深さや角度などを設定しさらに形を整えます。


そしてこのデータを基に、ベイク樹脂に原寸の3倍~4倍の大きさの凹型を彫り込み原版を作成します。

原寸4倍の原版

原寸4倍の原版

 
 

金型制作

金型制作風景1
金型制作風景2

出来上がった原版を彫刻機にセットし、
目的の大きさの凹型を特殊鋼の土台に彫り込みます。

特殊鋼の土台に凹型が彫り込まれた状態の型

特殊鋼の土台に凹型が彫り込まれた状態

 

型打作業

型打作業風景1
型打作業風景2

出来上がった金型をプレス機にセットし型打ちを行います。

このような小さなバッジでも1回の型打ちで形が地金に表れるわけではなく、数回に分けて少しずつ地金に形を打ち込んでいきます。


また、1度プレスを行うと地金が硬くなってしまうので、地金を軟らかくするために熱を加えるナマシという作業も行います。


このバッジの場合、形状が表れるまでプレスを2回、ナマシを1回行っています。

型打ち作業を行った状態の地金
 

抜き型制作~型抜き作業

抜き型制作風景

抜き型制作

型抜き作業風景

型抜き作業

次に抜き型を制作します。
抜き型の作成は、金型と同様にバッジの仕上がりを左右する重要な作業です。


ノコギリとヤスリを使用しルーペで確認しながら慎重に行います。(抜き型は凸型、凹型の2種類を作成します。)

そして制作した抜き型をプレス機にセットし、
地金の外周を切り落とします。

型抜き作業を行った状態の社章
 

裏金具取付け作業(針ロウ付け)

裏金具取付け作業風景

バッジの裏面に針をロウ付けします。

このロウ付けも過熱しすぎると地金や針が熱の影響で変形して
しまいますので、ロウが溶けるタイミングを瞬時に判断し、
正確に針を取付ける技術が必要とされます。

裏面に針のロウ付を行った状態の社章
 

ホーニング作業(表面荒らし)

ホーニング作業風景

地金の表面に落ち着いた質感を表すために、
細かいガラス粉を高圧で吹きかけ表面を荒らす
ホーニング処理を施します。

ホーニング作業を行った状態の社章
 

七宝加工(釉薬盛付け~焼付け硬化~羽布研磨)

釉薬の盛り付け作業風景
焼き付け硬化作業風景
羽布掛け作業風景

次は七宝加工です。
まず慎重に釉薬を竹べらで盛り付けていきます。

盛付け後、炉に入れて800℃以上の高温で焼き付け
硬化させます。

そして盛り付けた七宝の表面を
丁寧に羽布掛けし表面を整えます

紺色の七宝は、
下から透ける純銀の輝きと合わさり
とても綺麗な色に仕上がります。
七宝加工を行った状態の社章
 

メッキ加工(半光沢ロジウムメッキ)

バッジを一個ずつ金属棒に針金で固定
メッキ液層

メッキ液層

次にメッキ加工を行います。
まずメッキ液層にバッジを入れるために
バッジを金属棒に一個ずつ針金で固定します。


そして耐食性を強くするため
下地にニッケルメッキを施した後、
ロジウムメッキを施します。

メッキ加工を行った状態の社章
 

検品・裏金具取付

社章の検品・裏金具取付作業風景

全てのバッジの仕上がりを確認、
検品に合格したものに裏金具を取付け
丁寧にケースに入れてお客様のお手元にお届けします。

社章・バッジの製造工程、
お分かりいただけましたでしょうか。
1点1点熟練した職人が心を込めて製作しております。

社章を丁寧にケースに入れてお客様のお手元にお届けします

1つの金型から仕上方法や素材を変えることで
下記のような色々な社章・バッジを製作することが可能です。

七宝・半光沢ロジウムメッキ 素材:純銀製

七宝・半光沢ロジウムメッキ

素材:純銀製

七宝・半光沢ロジウムメッキ 素材:丹銀製

七宝・半光沢ロジウムメッキ

素材:丹銅製

研ぎ出しエポキシ樹脂・半光沢ロジウムメッキ

研ぎ出しエポキシ樹脂
・ロジウムメッキ

七宝・銀イブシ仕上 素材:純銀製

七宝・銀イブシ仕上

素材:純銀製

七宝・ブロンズ仕上 素材:丹銀製

七宝・ブロンズ仕上

素材:丹銅製

金メッキ

金メッキ

ロジウムメッキ

ロジウムメッキ

金メッキ・白むきサティーナ

金メッキ・白むきサティーナ

色入・半光沢金メッキ

色入・半光沢金メッキ

純銀製、丹銅製とも同じ紺色の七宝を使用しておりますが、
 地金の色の影響で七宝の色が異なって見えます。

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